バレエを踊り続けることで喪失を乗り越えようとする少女の姿を描いたオーストラリア発のヒューマンドラマ。 バレエの名門校に通う才能豊かなダンサーのサムは、自身がプリマを務める演目「赤い靴」の上演間際に、同じバレエダンサーで憧れの存在である姉の訃報を受け、ショックのあまり踊れなくなってしまう。心に深い傷を負った彼女はバレエから離れ、自堕落な暮らしを送るように。ある日、万引きをして社会奉仕活動を命じられたサムは、以前通っていたバレエ学校で清掃の仕事をすることになり、当時のライバルやひそかに恋心を抱いていたダンスパートナー、厳格な師との再会を通して、バレエへの情熱を取り戻していく。 世界有数のバレエコンクールで金賞を受賞した経験を持つ主演のジュリエット・ドハーティを始め、キャストには実績のあるダンサーたちを起用し、バレエシーンもすべて本人が演じた。オーストラリア・バレエ・カンパニーのプリンシパルであったダニエル・ガウディエッロが振付を担当。